我々の生活を陰ながら支える配管工の仕事は、無くてはならない建物の給排水設備や防災、空調設備に関わる配管の設置工事を専門にしています。そんな配管工の作業で、無くてはならない7つの工具をピックアップしたので、解説していきたいと思います。
スケール
恐らく建設現場で働く職人さんでスケールを持っていない人はいないと言っても過言では無い計測器具です。躯体から配管の立ち上げ位置の正確な離れや、チーズの位置、曲げ点の把握など、正確な作業をするためにも必要不可欠です。
プライヤ―
掴む部分に凹凸があり、ビスやメッキ管などを掴んでも滑らない様になっている工具です。接合部がスライド式になっており、様々な大きさのナットや管のサイズに合わす事ができるので、多種多様な部品を扱う建設現場で必須と言えるアイテムの一つです。
ドライバー
配管工事では、配管や器具の固定にビスを扱う他に、設置個所の用途によっては扉や止水栓の付け外しなども行うため、必ずドライバーが必要になります。一般的にはプラスの2番とマイナスの6番、二つのドライバーを携帯しておけば現場で困る事は少ないでしょう。
カッター
搬入された資材の荷ほどきから養生材の撤去、ゴム板やコーキング等の加工・調整など、様々な用途で必要になります。単純に切るだけでなく、先端を削ったり、塗装を剥がしたりと、色々な使い方をするので刃の消耗が激しく、替えの刃も常備しておくと安心です。
バンドラチェット
バンドと呼ばれる配管を躯体に固定するための器具を締めるために使用される工具です。持ち手部分にターンバックル回しが付いている物が一般的で、使用する時に管にあたって回しにくくならないように口が長く作られているのが特徴です。
モンキーレンチ
支持金物や継手、六角ボルトといった部品を扱う事が非常に多いので、ねじでサイズを調整しながら色々なサイズに対応が出来るモンキーレンチを一つもっているだけで作業効率もあがる便利で重要な工具です。
水平器
水が流れるためには勾配が不可欠で、正しい方向に排水が流れるように設置するためにも水平器が無ければはじまりません。また機器を取り付ける際にも水平に設置する必要があり、無くてはならない道具です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。普段目にすることはない給排水、衛生設備用の配管や器具の安全な取り付けのためにも欠かせない道具を解説させていただきました。我々の生活基盤を支えるインフラの整備のために、日々これらの道具を使って職人さん達が現場を仕上げています。興味をもった方は是非、他にどんな道具があり、どんな使い方をされているか調べてみてはどうでしょう。