今回は、外壁塗装の際に施す養生の設置作業で実際に使用する資材について解説していきたいと思います。使う資材の特徴、内容をしっかりと把握する事で、作業の段取りの効率化や、仕上がりの向上に繋がりますので、是非ご覧ください。
養生に使用する資材
飛散防止ネット
建物全体を覆う足場用のメッシュシートの事で、近隣の建物へ塗料であったり、洗浄時に発生する汚水や埃が飛び散るのを防ぐために使用されます。
養生用ポリシート
こちらも塗料の飛散防止に使用するシートです。主に屋根や床の養生に使用され、カッターで容易に加工出来る便利な資材の一つです。
布製養生シート
別名ベトナムシートと呼ばれ、簡易的な養生として使用されます。ビニールシート等と違い、繰り返して使う事が出来るため、経済的にも優しい資材です。
ブルーシート
最も一般的な養生用のシートと言っても過言では無く、外壁塗装だけでなく資材で合ったり、コンクリートの保護のためにも使われます。塗装する建物の周辺環境によっては、耐紫外線加工が施された物や、厚手、風が抜けるスリット入りのシート等、様々なタイプのものを使い分ける必要があります。
布テープ
耐水性に優れており、ゴム系の粘着剤が使われているので、シート同士を強固に接着する際に使用されます。湿気に弱く、剥がす際に糊が養生部分に残ってしまう可能性があるため、使用箇所には十分注意が必要です。
マスキングテープ
養生用ポリシートを貼る際や見切りのラインをキレイに出す為に使用する粘着力の弱い薄い紙テープです。塗料が潜り込みにくく、キレイな直線を作る事ができます。また簡単に剥がす事ができ、テープの糊跡も残りにくいといった特徴があります。
マスカー
養生用ビニールと養生テープが一体化した商品です。ビニールシートの端部にテープが付いているため、短時間で養生作業を終えたい時に便利です。
チリコークNB
チリと呼ばれる縁部分専用のシーリング材で、雨掛かりの多い上裏、パラペット部分、タイル取り合い部分の「チリ際の見切り」に最適です。
テーププライマー
養生箇所の下地に塗る塗料で、養生テープが付きづらいモルタル・コンクリート面、レンガの凹凸面の養生をする際に使用する事で、テープをしっかりと貼る事が出来るようになります。
室外機カバー
ラッセルネットとビニールシートで作られた養生カバーで、据え置き用と吊り下げ用の2種類があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は実際に養生で使用する資材について解説させていただきました。次章ではこれらの資材を使って養生を施すさいに必要になる工具、道具について解説していきますので、最後まで読んでいただければ幸いです。