一人親方特別労災に加入しよう!
一人親方(特に建設業の)は、急に現場業務を行わなければならなかったりすることがあります。現場作業は危険と隣り合わせで、事故や破損などトラブルがあった場合の費用は高額になりやすいです。労災保険に加入しておけば、万が一に備えることが出来ます。しかし、労災保険は労働者向けの保険制度のため、加入が出来ません。加入できない一人親方が加入できるのが一人親方特別労災保険です。今回は、人口や企業数の多い東京都の一人親方におすすめする労災保険を紹介します。
一人親方労災保険RJC
一人親方労災保険RJCは、業界初のサブスク型労災保険です。加入までの期間が早く、簡単に申し込むことが出来て、安い金額で労災保険に加入することが出来ます。
ネットでの申し込みで完結し、最短即日に加入完了します。そして金額も安価なため多くに一人親方に人気のある労災保険です。
コースも短期の1カ月コースから長く入ることの出来るコースまで、用途に合わせて選ぶことが出来るのでとても大助かりです。
【一人親方労災保険RJCの口コミ】
投稿者Yさん:
現場に入るのに、一人親方の労災保険に入って来いと言われました。今の現場に入れれば十分なので、できるだけ安いところを探してここを見つけました。
投稿者Hさん:
他の組合では1年間入っていましたが、もったいないなと思いここにのりかえました。
とりあえず2ヶ月だけ入れるというのを見つけて飛びつきました。
セーフティ・ワーク
労災研究所グループが提案する労災保険制度です。一人親方本人だけでなく、一人親方を傘下に置いている企業や業務提携している企業にも加入出来るもので、全国40都道府県に対応しています。労災保険制度に関する講演会や書籍も発行しており、加入者のために情報発信を行っています。
【労災研究所とは】
労災研究所グループは、建設業における労働災害に関する問題に取り組み、事故を未然に防止することや建設作業者の安全意識の向上など様々な研究を行っています。100%建設現場での災害を防ぐことは難しく、そのため災害発生後もサポートできるように労災保険制度に取り組んでいます。
住友林業(株)林和会
住友林業株式会社が取り組む労災保険制度です。住友林業株式会社は、地球資源の保全、環境を守るための事業、不動産関係の事業などを行っています。一人親方が含まれる分野に密接に関わっているため、労災保険制度にも取り組んでいます。
一人親方特別労災事例
【事例①解体工事】
設備解体作業の最中、地下の室内にある配管(ステンレス製、直径約5cm)を除去するためセーバーソー(刃の長さ約5cm、重さ約2kg)を使って切断をしていたところ、切断の途中で中に入っていた液体(無色透明で、最初は水そのものだと認識していた)が飛び出してきて顔(保護メガネを着用していた)と両腕(作業着を着用していた)にかかりました。顔はすぐに洗い流したが、液体に作業服にしみ込んだためか両腕がヒリヒリと痛み出したので、仕事を切り上げて当日病院にて受診しました。
【事例②防水工事】
改修工事において防水工事に邪魔になる木の撤去作業中、チェーンソーを使って木の枝を切り分けていた際に、右手に持っていたチェーンソーがキックバックして木の枝を持っていた左手側面にチェーンソーの刃があたり左手を負傷。その後仕事を切り上げて病院で受診しました。
【事例③屋根・外壁・塗装工事】
個人住宅屋根塗装工事の屋根塗装工事の最中、材料を使用場所に移動させるため、足場板の上に乗って一斗缶(重さ約15kg)を上の足場(自身の立つ足場から約180cm上にある)に両手で持ち上げて足場に移動させていたところ、思いのほか高さと重さがあり体勢を崩したが、咄嗟に一斗缶を守ろうとしてしまい体勢を立て直しきれず転倒、自身から約30cm離れた位置にあった手摺(直径約5cm、地面からの高さ約100cm、金属製)に腰部をぶつかって捻りながら寄りかかり、大きな負荷がかかった腰部を負傷。その後は仕事を切り上げて当日病院にて受診しました。
一人親方特別労災の加入メリットは?
一人親方労災保険に特別加入をすると、給付基礎日額に応じた額の補償を受けることができます。なお、通勤途上での事故(通勤災害)においても一般の労働者の場合と同様に取り扱われます。
・仕事中にケガをしても、自己負担なく無料で治療が受けられる。
・治療のために休業した場合、給付基礎日額に応じた額の休業補償の給付がある。
・障害が残った場合、障害の程度と給付基礎日額に応じた額の障害補償がある。
・仕事中の事故で死亡した場合、一定の遺族に遺族の人数と給付基礎日額に応じた額の遺族補償がある。
・元請会社又は所属会社にとっても、労災保険の特別加入をすることで仕事を委託する上で安心感がある。
などが挙げられます。
一人親方としてのデメリット
一人親方にはデメリットも多いのです。 独立した一人親方は社長となるので、 企業側とも交渉する立場と見なされてしまうため、 当然ですが全てが自己責任であり大変です。
例えば任された(請け負った)現場が様々な問題が起き 予定通りに作業を終えることが出来なかったとしても、 当然社員ではないので頼んだ会社側は残業代すら支払う必要がなく 大雨などの自然による影響があったとしてもこのような状況が生まれるので とてもじゃないがつらい。さらに一人では怪我をした場合に全く変わりがいません。 これはわかりやすいですが、かなりのデメリットです。 危険の伴う仕事も多いので、例えば大怪我などをしてしまい、 もし身体が動かなくなったとしても 自ら保険に入っていないと誰かに補償してもらえることも一切ありません。
気楽であるという甘い考えで一人親方になると恐らく痛い目をみます。 現在は公共工事自体が少なくなり、工事の単価が安い ということもデメリットにあげられます。
大概の場合、収入が不安定になると言えるでしょう。 会社に使われている身であれば、会社から給料を頂くことが出来るのですが 一人親方は仕事を取ってなんぼ、仕事がなければ収入は勿論ゼロです。 当たり前のようですが、これは死活問題となります。 余程コネを持っていなければ、仕事の無い時間は増えるでしょうから つらい状況も考えなくてはいけません。
一人親方特別労災に加入しよう
一人親方として活躍していくには、上記のように現場に出ることは必須のためケガや病気のリスクが伴います。家族を養う人や手伝ってもらっている人は、特に仕事を失う訳にはいかないでしょう。自分だけでなく、周りのためにも一人親方特別労災保険に加入することを検討しましょう。任意ですが、本当に必要な保険だと断言します。
まとめ
以上、一人親方特別労災保険について東京都の労災保険を一部紹介、メリットや事例などを紹介しました。今後も一人親方として危険が伴う現場に出ることは絶対にありますので、加入しておきましょう。未加入の人は現場に入ることが出来ない場合も考えられます。同じ現場で働く人を守ることにも繋がるので、検討してください。
一人親方特別労災保険は、提供している団体によって多少なり条件が異なります。短期加入や条件のいい保険を選んでから加入するようにしましょう。
年収アップを目指す一人親方もリスクを抑えることは収入増につながるので、無駄なく保険加入を行いましょう。無駄に経費を使いすぎるのも経営を圧迫するので、適正な保険を専門家に相談するのもいいでしょう。