今回は内装仕上げを生業としているクロス職人の仕事で必要不可欠であったり、あると便利な道具を解説していきたいと思います。ちなみに新築やリフォーム、店舗など、その場所の使用用途によって必要な道具が若干変化するため、今回は主に新築戸建ての内装で使用されるものをピックアップしています。

糊付機

壁紙に糊を付ける機械で、恐らくクロス職人が持っている工具の中でもかなり高価な部類にはいるものです。クロスの裏面に均一に糊を塗る事が出来るため、綺麗な仕上がりを作るためにも重要な道具の一つです。

攪拌機

糊やパテを練る、先端に攪拌用の羽根が付いた機械です。基本的に缶やバケツに入った接着剤などは水分と分離している状態が多く、現場で使う際にしっかりと混ぜ混む事でムラの無いものを使用する事が出来るようになります。

脚立

天井や壁の高い位置などにクロスを張る際に使用します。主に3尺(1尺が30センチなので3尺は90センチ)の高さの脚立を使いますが、場合によって使い分けるためにも4尺から8尺、そしてタケノコと呼ばれる伸縮可能なハシゴを常備している職人さんもいます。

インパクト

手摺などの金物の脱着や、ビスの締め回しに使用する電動の工具です。充電したバッテリーが取っ手の部分に尽き、持ち運びやすく、無線で使用できるため作業効率化に大きく貢献しています。

ローラー

クロス同士をつなぎ合わせている接合部分を上から圧着するための道具です。仕上げの貼り方によって使用するローラーの幅であったり素材の堅さが変わってくるため、状況に応じて適切な処理を出来るように様々なローラーを用意する必要があります。

カッター

見栄え、綺麗さに最も影響が出やすいのがクロスの端部や余剰部分の処理で、カッターを用いて仕上げをします。これがないと折角の仕事の評価が大きく変わってしまう程重要な道具です。職人さんの好みにもよりますが、小刃のロングと呼ばれる種類の刃を使ったカッターを愛用する人が多いです。

撫で刷毛

クロスを張り付ける際に、下地との間に入ってしまった空気を取り除くために使用されるものです。空気が入り込んでしまう事で仕上がりが凸凹になってしまったり、剥がれやすくなってしまう事を防ぐ事が出来ます。

ヘラ

用途や場所に応じて様々な種類のヘラが用いられます。主に薄ベラと角ベラというクロスの切断と、入隅の角を出すために使われる道具があり、他にも厚ベラや仕上げベラなどがあります。

サンダー

機械式と、直接ヤスリを取り付けて人力で仕上げる取手のついたものがあります。主に硬化したパテの表面を仕上げるのに使用します。基本的には60番前後の粗さのヤスリが使用されますが、場合によってはもっと番号の大きい物を使う場合もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。躯体や梁などと違い、実際に目に見えてしまう箇所の仕上げを担うという事で、どれも必要不可欠な道具です。DIYで素人でも出来ると言った動画も増えてはいるものの、本職の方が手掛けた仕上げに勝るものはないでしょう。