今回は特に高所での作業が多い高層建築物の建設現場で活躍する鉄骨鳶職の必須道具について解説していきたいと思います。危険が多い場所での仕事のなかで、どんな道具や装備が必要不可欠なのか見てきましょう。

金槌

一般的なハンマーですが、鳶職の仕事では釘ではなく、足場を組んだり解体するときに使用します。足場は水平材や斜材といった鉄製の部材の組み合わせで出来ており、接合部をしっかりと繋ぎあわせる際にくさびを叩きこんで固定するため、金槌で打ち込む、あるいは緩めないと取り外せません。

クリッパー

建設現場に搬入される資材の多くが番線と呼ばれる強固な針金でまとめられていて、それらを荷ほどきする際に使用します。重厚で切れ味の良い刃と、テコの原理でしっかりと力が伝わるように作られた長い持ち手部分が特徴で、ボルトカッターと呼ばれていたりもします。

インパクトドライバー

電動のドライバーで、ネジを締めるために使用します。鉄骨鳶の必需品と言える工具で、作業の効率化に大きく貢献しています。充電式のバッテリーが持ち手部分に取り付けられ、持ち運びが可能となっています。

セーフティーワイヤー

工具が下階に落ちない様に安全帯やベルトに固定する事が出来る落下防止用のコードです。強固なステンレスやケプラー繊維のワイヤーが使用されていて、端部には工具を引掛けるための器具がついています。高所作業では落下物が命に関わるため、少しでも安全性をあげるためにも必要不可欠な道具の一つです。

両口ラチェットレンチ

クランプと呼ばれるボルト接合部に使用するラチェットで、両側に異なるサイズのソケットがあります。また、持ち手部分が簡易的なシノになっており、ボルトを通す穴の芯を通したり、番線を縛ったりする事も出来ます。

ファン付きヘルメット

鳶職だけではなく、現場で働く人全員に必須なアイテムで、上から落ちてきた物や、自分が落下したさいに頭を守ってくれる必需品です。数あるヘルメットの中でも、充電式のファンが付いている物が特にお勧めで、炎天下の中でも屋外で作業をしなければならない職人達にとって熱対策は非常に重要です。

腰袋

一度作業場についてしまったら、また工具や道具を取りに帰るのは一苦労です。一度に必要な道具を安全に持ち運べる腰袋は、仕事を始めるにあたって無くてはならないものです。

安全帯

転落の危険性がある高所作業で身を守るために、法律でも着用が義務付けられているフルハーネス型の安全帯です。一昔前はベルトタイプの物などもありましたが、体への負担や安全性の観点から、現在ではフルハーネスタイプ以外の着用が禁止されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。高層の工事現場で作業する鉄骨鳶の必須道具をピックアップして解説させていただきました。建物の構造によって必要となってくる工具がまだたくさんあるので、興味をもった方は他にどんな工具や器具が、我々の見えない高所で使われているか調べてみてはいかがでしょうか。