今回は、既存の建物や建造物の解体工事を専門としている解体屋に必要な資格や給与形態について解説していきたいと思います。建設業では必要不可欠な存在である解体屋に是非、興味を持って頂けたら幸いです。
必要な資格は?
解体屋になるにあたって必要な資格はありません。基本的には入社してから資格を取得していく事が一般的で、経験や資格を持っている方が珍しいと言えます。
入社後に必要となる資格としてほぼ確実に言えるのが重機の操作資格です。基本的には重機ごとに資格を取得する必要があるので、一つだけとれば良いという訳ではありませんが、資格をとれば取るだけ手当も増え、担当できる作業の幅も広がるため、キャリアアップを考えているのであれば必要不可欠と言っても過言ではありません。
必要なスキルは?
こちらも特にありません。強いて言うのであれば解体業は重労働なため、体を鍛えておくことが重要と言えます。基本的には屋外の業務が多いので暑さや寒さ、悪天候の中でも工期によっては作業をせざるを得ない場合が多々あるためです。
また、メンタル面の強さも非常に需要です。解体作業では釘や木片といったものから、瓦礫や鉄筋など、様々な障害物が周りにあり、常に安全に気を配っておかないと命に関わる事故につながる恐れもある危険な仕事です。そんななかで現場だけでなく、周辺環境にも配慮しつつ工期内に解体を終わらせなければいけないという事で、精神的にもなかなか大変な環境になりやすいと言えます。
解体屋の給与は?
解体屋の年収は平均で400万円と言われています。あくまでこの金額は、重機等を操作する資格を有していない、単純な作業員としての給与のため、オペレーターとしてのポジションや、監理や指示業務に携われるようになれば給与はもっと上がっていきます。
また、解体には産業廃棄物がつきものです。廃棄に関する知識や資格を持っていれば、さらに解体を生業としている会社にとって欲しい人材となる為、好待遇が見込めます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は解体の仕事に就くために必要な資格やスキル、給与について解説させていただきました。解体といってもその仕事内容は様々で、自分のスキルや資格次第でどんどんキャリアアップ出来る環境です。また、解体業自体が今後も社会にとって需要のある業種なため、興味のある方は是非転職方法や解体屋について調べてみてはいかがでしょうか。